2026.10.7
採用活動
「女性・シニア歓迎」と書くだけでは応募は増えない?物流業界の採用ターゲットを広げる求人設計
こんにちは。株式会社エージェント、営業の市村です。
いつも弊社のコラムをご覧いただきありがとうございます。
本日は、物流業界の採用について、「女性・シニア歓迎」と書くだけでは応募は増えない?物流業界の採用ターゲットを広げる求人設計というテーマで記載させていただきます。
今回も、私、市村主観100%の内容ではございますが、少しでもご参考になりましたら幸いです。
物流業界の採用についてご相談をいただく際、
「若い方から応募が来ない」
「女性からの応募が少ない」
「応募者の年齢層をもう少し広げたい」
このようなお話を伺うことがあります。
そこで求人原稿に、
「女性活躍中」
「シニア歓迎」
「年齢不問」
といった言葉を追加する。もちろん、これも間違いではありません。ただ、私としては、言葉を追加するだけでは十分ではないと考えています。
なぜなら求職者側からすると、
「女性活躍中と書いてあるけど、本当に私でもできる仕事なの?」
「60代でも応募できるとは書いてあるけど、実際の仕事内容は体力的に大丈夫なの?」
という疑問が残ったままだからです。
求人企業側の「働けます」と、求職者側の「自分にもできそう」は、実は全く別物です。
■まず確認するべきは「本当に働ける仕事なのか」
私は、女性やシニアの応募を増やしたい場合、原稿を作る前にまず仕事内容を確認します。
例えば、
・扱う荷物は何kg程度なのか
・手積み、手降ろしはどの程度あるのか
・台車やカゴ車を使用できるのか
・配送件数は何件程度なのか
・走行距離はどの程度なのか
・夜間運転はあるのか
・固定ルートなのか
・再配達はあるのか
・現在働いている社員の年齢、男女構成はどうなっているのか
などです。
ここを確認した結果、
「実は重量物が少ない」
「ほとんど台車で運べる」
「毎日ほぼ同じルートを走る」
「50代、60代の社員も普通に働いている」
のであれば、採用できる対象は企業様が思っている以上に広い可能性があります。
反対に、仕事内容としてかなり体力が必要なのであれば、無理に「女性・シニア歓迎」と打ち出しても、入社後のミスマッチにつながります。
そのため大切なのは、最初からターゲットを広げることではなく、
「この仕事は、実際にはどんな人まで働くことができるのか」
を整理することだと思っています。
■次に「企業では当たり前のこと」を求職者向けの言葉に変える
ここも求人広告では非常に重要です。
例えば企業様から、
「うちはカゴ車だから、そんなに大変じゃないですよ」
と教えていただいたとします。
物流業界で働いている方であれば、それだけでも仕事内容をイメージできるかもしれません。
しかし未経験者からすると、
「カゴ車って何?」となります。
そこで求人原稿では、
「荷物を一つずつ持って運ぶのではなく、キャスター付きのカゴ台車を使って運搬します」
など、求職者が仕事を想像できる言葉に変える必要があります。
同じように、
「固定ルート配送」
という言葉だけで終わらせるのではなく、
「毎日ほぼ決まった道を走るため、一度ルートを覚えてしまえば安心」
と伝えた方が、未経験の方には伝わりやすくなります。
これは女性・シニア採用だけのお話ではありません。求人広告では、企業様にとって当たり前になっていることほど、実は求職者に伝わっていないケースが多くあります。
■「活躍しています」より「なぜ活躍できるのか」
例えば、
「女性ドライバー活躍中!」という求人と、
「重量物は少なく、荷物の運搬には台車を使用。女性ドライバーも活躍しています」という求人。
私が求職者であれば、後者の方が安心できます。
シニア採用でも同様です。
「50代・60代活躍中」だけではなく、
「近距離中心・固定ルートのため、50代・60代からスタートした社員も活躍しています」
と伝える。
重要なのは、誰が働いているかだけではなく、なぜその人たちが働けているのかを伝えること。ここまで記載して初めて、求職者が「自分にもできるかもしれない」と判断できるようになります。
■採用ターゲットを広げること=応募条件を広げることではない
女性やシニアの採用を増やしたいと考えた際、
「年齢不問にしよう」
「未経験歓迎にしよう」
と応募条件だけを変更するケースがあります。
しかし、私はこれだけでは採用ターゲットを広げたことにはならないと考えています。
本当に必要なのは、
仕事内容を分解する
↓
どんな方なら働けるかを考える
↓
その方が不安に思うことを考える
↓
不安を解消できる事実を求人で伝える
という順番です。
例えば「力仕事が不安」という方に対して、「未経験歓迎!」と何度伝えても、その不安は解消されません。
「最大でも○kg程度」
「台車を利用」
「積み込みは複数名で対応」
など、その会社だから言える具体的な情報が必要です。ここを掘り下げるのが、私たち求人広告を扱う営業の役割の一つだと思っています。
■「応募が来ない=人がいない」とは限らない
物流業界に限らず、採用がうまくいかないと、
「最近は人がいないから」
「ドライバーになりたい人が少ないから」
という話になることがあります。
もちろん、採用市場そのものが厳しいケースもあります。
ただ、その前に一度、
「本当は働ける人を、求人の見せ方によって対象外にしていないか」
を確認してみても良いのではないでしょうか。
男性中心に見える写真。経験者向けの専門用語。「体力に自信のある方歓迎」といった表現。
企業様としては特に意図していなくても、それを見た女性やシニア、未経験者が、「これは自分向けの求人ではないな」と判断している可能性があります。
求人広告を変えることで仕事内容そのものが変わるわけではありません。しかし、今まで企業様の採用対象になっていたにもかかわらず、求人広告上では対象だと伝わっていなかった方に気付いてもらうことはできます。
私はここに、求人広告を改善する意味があると考えています。
そろそろお時間がやって参りました。
物流業界の採用において、女性・シニア・未経験者など採用対象を広げたい場合、単純に「歓迎」の言葉を増やすのではなく、
「誰が働ける仕事なのか」
「なぜその方でも働けるのか」
「その事実が求人広告できちんと伝わっているか」
この3点を一度確認していただければと思います。
「応募数を増やしたい」
「今までとは違う層を採用したい」
「求人は出しているが、狙った層から応募が来ない」
このようなお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
本日のコラムはこのあたりで失礼させていただきます。少しでもご参考になりましたら幸いです。
株式会社エージェント
営業部 課長代理 市村重道
~経歴~
2013年7月株式会社エージェントに入社。求人広告営業に携わり、新卒採用、中途採用、パート・アルバイト採用すべての領域に従事。
1名のスポット採用から年間1,000名規模の採用まで、多くの採用活動のご支援をさせていただいています。
愛知県内に限らず、日本全国ご提案可能です。
「採用数を増やしたい」
「ターゲットの採用を実現したい」
「採用単価などのコスト最適化を図りたい」など、
様々なご相談にご対応可能です。まずはぜひお気軽にお問い合わせください。
~余談のコーナー~
先日健康診断に行ってまいりました。2024年9月よりスポーツジムに通い始め、すっかりハマっている私ですが、2025年の健康診断時にはウエストが7㎝下がり、今回の健康診断ではさらに5㎝下がっていて喜んでいます。
引き続き、未来の健康に向けてこちらも頑張っていきます。もし日常、トレーニングしている方がいらっしゃったらそちらの話も歓迎です。笑