2026.4.8
定着
穴のあいたバケツで水を汲んでいませんか?【2026採用戦略】
こんにちは。
いつも弊社HPをご覧いただき、ありがとうございます。
最近、田舎の実家に帰省した際、気付いたことがあります。
なんでもないことで。
「自然の音がすごく聞こえる」ということです。
風で木の葉が揺れる音、虫の声、川の流れる音、鳥の鳴き声…。
生まれてから当たり前に毎日耳にしていた音で、何も意識していませんでした。
今は街中で暮らしているので、車の音か、上階に住む方の足音くらいしか日常聞く事はありません。
毎日床の上で広範囲に何かを転がす音が聞こえるんです。
一体、何なのでしょうか?
イスのキャスターの音?腹筋ローラー?キッチンワゴン…?
でも部屋の隅から隅まで移動しているので、どれも違うっぽい…。
うるさいよりも毎日何を転がしているのか、気になって気になって仕方ありません(笑)
この歳になって、自然からこんなに離れていたんだなと実感しました。
山や海に行くと、すごく癒される気がするのは、やっぱり人間として「自然の中で生きる」ということが大切なのかなと思う出来事でした。
皆さんは、最近自然と触れ合っていますか?
ゆったりした時の流れを感じていますか?
もしせわしない毎日に疲れを感じたら、ハイキングでもいい。
そのへんの公園でもいい。
海の見えるカフェでもいい。
何か自然の中にいられる場所に行ってみて下さい。
心の安定とか、落ち着きとか…
この自然に比べれば、自分の悩みがいかに些末な事であろうか…等。
きっと何か得られるものがあると思います。
「余裕を持つ」ことって大事ですね。
自分が余裕を持つと、周りにも優しく親切に出来る気がするんです。
今日はちょっとスピリチュアル(違う)な前置きでした。
求人広告の代理店で事務をしていると、
毎日たくさんの企業様からお電話をいただきます。
「新しい人を募集したい」という前向きなご依頼から、
「せっかく採用したのに、すぐに辞めちゃって……」という
切実なお悩みまで様々。
私たち事務員は、お電話の向こうから聞こえるちょっとした雰囲気で、
あ、この会社はきっと良い会社なんだろうな」と感じることがあります。
2026年、日本の人手不足はいよいよ「頑張って募集すれば人は集まる」
そんな段階を通り過ぎてしまいました。
もちろんその活動は重要なのですが、今、私たちは
「どうやって採るか」よりも「どうして辞めてしまうのか」に
よりウェイトを置くべきなのかもしれません。
<「採る」よりも「残す」が最大の武器になる理由>
せっかく高い広告費をかけて、面接を重ねて採用した新人さん。
その方が数日で、数ヶ月で辞めてしまったら、それまでのコストも教育にかけた時間も、すべてゼロになってしまいます。
今の時代、1人採用する難易度は、採用担当者の皆さんも肌で感じていると思います。
だからこそ、2026年の採用活動では、今一度
「今いる人、そして新しく入った人を、いかに引き留め続けるか」に焦点をあてるべきです。
<「定着する職場」の共通点>
様々なお電話対応をする中で、担当者の方が不在のことがありますよね。
その時の職場の皆さんの対応に「定着のヒント」が隠れています。
求人依頼のお声がけが少ない企業様では、
電話対応の方も感じが良く、連携がスムーズなことがほとんどです。
「代わりにお伺いしましょうか?」という一言が自然に出てくる。
一方、どこか忙殺されているような、ピリピリした空気を感じてしまう…
そんな企業様は、離職に悩むことの多い傾向にあります。
「1人辞めたから、また1人足さなきゃ」
そんな風に、穴のあいたバケツで必死に水を汲み続けるような状態に
なってはいないでしょうか。
2026年の採用の正解は、まずその「出口」をふさぐことから始まります。
<「定着する職場」がこっそり始めている3つの工夫>
では、具体的にどうやってバケツの穴をふさげばいいのか。
明日から真似できるヒントをご紹介します。
- 「初日の孤独」をゼロに
離職が最も多いひとつめのフェーズは、入社してからの数日間です。
「何をすればいいかわからない」
「誰に話しかけていいかわからない」
この孤独感(放置されている)が、早期離職の引き金になります。
ポイント:歓迎ムードで迎える
歓迎のメッセージを伝えたり、社内を案内したり、最初の1週間だけでもランチのペアを決めておき、フォローしやすい状況をつくる 等
欠員からの補充だと現場に余裕が無いことが多いですが、それは新人には関係のないことです。
「ここはあなたの居場所ですよ」というサインが、新人の不安を信頼に変えることができます。
- 指示系統を明確に
「背中を見て覚えろ」は、「指導の放棄」と捉えられてしまいます。
指導役を一人つけて、何かあればすぐ聞ける体制を整えます。
ポイント: やるべきこと、覚えるべきこと等をチェックリスト化し、優先順位や進捗を本人と一緒に確認する。
また、業務の指導役とは別に、ちょっとした愚痴を聞ける「相談役(メンター)」を立てることで、現場の小さな不満を早めにキャッチできます。
- 「ちゃんと見てるよ」を言葉にする
新人をとりまく現場の状況は刻一刻と変わります。
半年に1度の大きな面談よりも、週に1回、5分だけの立ち話(1on1)の方が効果的です。
ポイント:「最近どう?」「助かってるよ」と声をかける。
その積み重ねが、安心感とやりがいを与え、何より離職防止になります。
<ミスマッチは「現場の理解」から防げる>
採用した人がすぐ辞めてしまう原因の多くは、入社前の「期待値」と入社後の「現実」のギャップです。
私達求人の代理店では原稿作成を担当しますが、良い面ばかりではなく現場の雰囲気を具体的に伝えるように提案することがあります。
「電話が多くて少しバタバタしますが、その分みんなで助け合う仕組みができています」
「業務の種類は多いけれど、マニュアルは完備しています」
このように「大変な部分」と「支える仕組み」をセットで正直に伝えること。
<まとめ>
バケツに水を注ぐ前に、まずは底の穴をふさぐ。
一朝一夕でできることではないかもしれませんが、社員の協力を仰ぎ、
みんなで取り組むことが出来れば全体の良い社風作りにも繋がります。
2026年は、そんな「守り」の面にも再度意識を向けてみるのはいかがでしょうか。
時間を取らなくても、簡単なことでも、有効なことはたくさんあります。
貴社での採用の一助となれば幸いです。
【コラム担当者】
ナカミチ ユキコ 代理店事業部
2023年9月 株式会社エージェントに入社。
2年目に突入!気持ち新たにチャレンジ中。
(約10年前、同社で営業員だった経歴あり)
過去の営業・総務労務・秘書業務など様々な経験を活かしつつ、
原稿掲載の申込やWi-Fi事業部の業務をメインに鋭意奮闘中です!