2023.12.6
正社員
正社員になりたい人が求めているものとは?理由と解決策を徹底解明!
こんにちは。株式会社エージェントの佐藤です。
昨今働き方が多様化しているとはいえ、やっぱり正社員っていいな…と思うことがあります。
今回は正社員を募集したい企業様に向けて
求人広告への出し方、書き方のヒントやアドバイスについてお伝えいたします!
少しでも参考にしていただければ幸いです。
【正社員不足の現状を知る】
現在、全国各地で正社員不足が深刻化しています。
総務省統計局が行った2023年4月~6月の労働力調査によると
正規の職員・従業員は3643万人と、前年同期に比べ26万人で2期ぶりの増加。
非正規の職員・従業員は2090万人と、6万人の増加。6期連続の増加という結果でした。
中でも正社員不足が深刻化している業種は
1位:情報(IT)サービス
2位:旅館・ホテル(宿泊業)
3位:建設
4位:メンテナンス・警備・検査
5位:飲食店
6位:運輸・倉庫
7位:医療・福祉・保険衛生
8位:金融
9位:自動車・同部品小売
10位:人材派遣・紹介
(HP「帝国データバンク」より)
上位10位をご紹介しましたが、実際は弊社で求人広告の作成する際、
業種問わず人材が不足していると感じることが多々あります。
常に正社員が採用できないとお悩みになっている企業様が本当に多くいます。
私たち求人広告代理店として、一人でも多くの採用が叶うよう
お手伝いをしてまいりたいと思っております。
【求職者はなぜ転職するのか】
働いているものの、「辞めたいな」と思うときとはどんな時でしょうか?
株式会社マイナビが行った「転職同行調査2023年度版」によると
【転職活動を始める理由】
・給与が低かった(12.5%)
・職場の人間関係が悪かった(9.3%)
・仕事内容に不満があった(6.6%)
・会社の将来性、安定性に不安があった(6.5%)
【入社を決めた理由】
・給与が良い(15.4%)
・休日や残業時間が適正範囲内で生活にゆとりができる(9.8%)
・希望の勤務地である(9.2%)
・現在のキャリアをこれまで以上に伸ばすことができる(5.7%)
・新しいキャリア・スキルを身につけられる(5.6%)
・会社に将来性、安定性がある(5.3%)
特に目立ったのは「給与」を理由に辞める方が多いこと。
逆に入社を決めた理由の第一位も「給与」となるため、物価上昇により生活に必要な収入の確保を目的に転職をする人が増加していることがうかがえます。
このほかにも、福利厚生の充実、休日や残業が適正範囲内で生活にゆとりのある働き方、キャリアを伸ばせる環境などが整っている会社が、入社したいと思う理由に挙げられています。
「転職しようかな」と思ってしまう理由やきっかけは人それぞれですが、この「辞めたい」と思う理由や入社を決意した理由などからも正社員採用への道につながるのではないでしょうか。
これらの情報を踏まえて、正社員採用に向けてどういったことに気を付ければよいでしょうか?
求人広告に記載する際に気を付けるべきポイントを解説いたします。
【正社員募集のときのポイント】
その1:明確な採用ターゲット定める
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今会社にとって本当に欲しい人材はどんな人なのか、
当たり前のようですが、明確なターゲットを定めることがとても大事になります。
有資格者が欲しいのか、経験者なのか、
未経験から育成していきたいのか、
会社の中でどんな役割を担ってほしいのか、
望んでいる人物像をより多く、そして具体的に記載することをオススメします。
曖昧な表現、少ない情報はミスマッチを招く原因にも。
また限定しすぎる表現は応募率の低下につながったりするため
個人的には「最も欲しい人物像」+「少しハードルを下げた条件」の記載がおすすめです。
これにより最も欲しい人材からの応募がなかった場合でも
近しい条件の求職者からの応募が望める可能性が出てきます。
その2:具体的な仕事内容を書く
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仕事内容は応募をするかどうか判断する最大のポイントになります。
入社後はどんな仕事をするのか、どんな人が教えてくれるのか、
求人広告に書いてある文章を読んで「これならやってみたい!」と思える仕事かどうか、こういったことが重要になります。自社がどんな人材を求めているのかをしっかり書くことが、ミスマッチのない採用成功につながります。
求人広告の作成ポイントは以前、他のスタッフも書いていたかと思いますが
仕事に対する良い面、大変な面の両面を記載し、仕事の実態を丁寧に書くことで仕事へのイメージや入社後のギャップが少なくなります。
仕事は決して良い面ばかりではないため、この仕事の大変ところはいったいどんなところなのか事前に知るというのはとても大事だと思います。
またどんなモチベーションで仕事に取り組んでいるのか、
この仕事をしていてどんな点が良かったのか、
実際に働く先輩の声を記載するのもより求める人材確保につながります。
時には年の近い先輩の頑張りを書くことで、自分が入社してしばらくしたらこんな仕事が任せてもらえる、スキルが身につくなどイメージしやすくなります。
その3:適切な求人媒体の選定
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正社員募集を扱う媒体は本当に数多く、当社でもたくさんの媒体を扱っています。
現在弊社では、doda、マイナビ転職、マイナビ新卒、バイトルNEXT、indeed、求人ボックス、ワガシャdeDOMO、JOB等々、お客様のニーズに合った媒体のご提案をさせていただいています。
求人広告を出したいけれどどの媒体が適切か、この職種、業種にはどれが最適か、これらを判断する際に役に立つのが、その媒体の母集団(登録者数)にもなります。
母集団が多ければ多いほど、自社の求人が多くの人の目に触れる可能性があります。媒体の特色や登録者の傾向などをチェックしましょう。
特に正社員ならこの媒体!といった固定観念がある方もいるかもしれません。
でもその前にこの媒体はどんな媒体なのか知る必要があります。
また求人媒体ひとつに絞って人材募集するだけが手段ではありません。
最近では求人媒体×リスティング広告など、いくつかの広告媒体を組み合わせてあらゆる方向から求人の露出を図っていくことも可能です。
小説が映画化したりなどが最も分かりやすい例かと思いますが、メディアミックスを行うことで露出度・認知度を高める効果があります。
最終的には面接で人柄、能力、経験等を判断することになりかと思いますが
具体的な仕事内容、条件、求める人物像などが丁寧に書かれてあれば
採用にかける時間を少なくさせることにもなります。
それでもなかなか正社員採用ができないという企業様は、
上記でもお伝えした「入社を決めた理由」等を参考に条件緩和などをするのも手ではないでしょうか?
優秀な人材を見抜く、見極めるのはとても難しいことですが、
困ったときはぜひ株式会社エージェントまでご相談ください!
人材のプロフェッショナルが媒体の選定から求人原稿作成までお手伝いいたします!
最後までお読みいただきありがとうございました。
【コラム担当者】
佐藤芳恵(さとうよしえ)
営業アシスタント(経験16年)
2011年に株式会社エージェントに入社。
正社員として入社後、求人原稿作成だけでなく、直接お客様とのやり取りや、営業担当と共にお客様先への訪問を行うことでより具体的で透明性のある求人原稿の作成に取り組む。
またillustratorやPhotoshopを使用したデザイン部分の制作にも携わる。
(現在は担当部署があるためこちらの業務は行っておりません。)
現在は、結婚、出産を経て、家事・育児・介護に奮闘しながら時短勤務にて従事。