2025.11.12
採用手法
Z世代に「ここで働きたい!」と思わせる求人原稿のポイント
こんにちは。
営業アシスタントの佐戸です。
このコラムを書いているのは9月初頭なのですが、
ようやく子どもの夏休みが終わり、
日常生活に戻りつつあります。
噂には聞いていたのですが、
最近の小学生の間ではタブレット学習が定着しており
夏休み期間中も学校からタブレットを持ち帰り
学習に取り組んでいる姿に驚きました。
Z世代やα世代の間では、
スマートフォンやタブレットがある生活が当たり前で
「デジタルネイティブ」である事が特徴とされています。
今回はそんなZ世代をはじめとする若い世代に響く
求人原稿の作り方について、ご紹介していきたいと思います。
【Z世代の「当たり前」ってどんなもの?】
私たち世代が思う「仕事の常識」と
Z世代が思う「当たり前」には違いがあるようです。
まずは簡単にZ世代が大切にしていると言われている
価値観をいくつか見てみましょう。
▼Z世代が大切にしていること
■タイパ(タイムパフォーマンス)
→短い時間で効率よく働きたい!
■働く意味
→「この仕事、何のためにやるの?」をちゃんと知りたい!
■自分らしさ
→個性を認めてくれる、風通しの良い職場がいい!
このような価値観を持っている彼らに響く原稿とはどのようなものなのか、
以下に詳細を書いていきたいと思います。
【こんな内容が響く!求人原稿の作り方】
■“映える”写真や動画を使う
現在、求人情報もスマートフォンから閲覧する求職者が多く、
長い文章は読み飛ばされてしまう可能性が大いにあります。
そのため、パッと見て分かりやすいということが重視されます。
例えば、求人広告に掲載する画像。
プロのカメラマンが撮ったものももちろんOKなのですが
「リアル感」が伝わると、もっと目に止まりやすくなります。
スマホで撮ったお仕事中のちょっとした一コマや、
楽しそうなランチ風景の写真があるだけで、
会社の雰囲気がグッと伝わりやすくなりますよ。
■良いことも、ちょっと大変なことも正直に
先ほどもお伝えしましたが、
Z世代は「リアル感」を求める方が多いそうです。
そのため、職場の雰囲気やお仕事内容に関しても
よりリアルな声を掲載することで、
安心して応募していただけるようになります。
例えば
「〇〇は大変だけど、その分やりがいはあります!」のように、
正直に伝えてくれる会社の方が、
彼らにとっては「信頼できる!」と感じるようです。
「入社したら、話が違った…」というギャップが生まれないよう
募集の段階から正直に掲載することが大切なのかもしれません。
■より具体的に書くことがカギ
求人原稿に携わっていると、つい使いがちな定番のフレーズというものがあります。
それをどのように表せば、Z世代にも響くのか。
例をいくつかまとめてみました。
▼「アットホームな職場です!」
→「20代・30代が中心で、チャットでの雑談も活発!」
どんな風に仲が良いのか、具体的に書くとより効果が期待できます。
▼「やりがいのある仕事です!」
→「自分が関わった商品がお店に並んだ時の達成感は最高です!」
どんな瞬間にやりがいを感じるのか、主語をハッキリさせて記載。
▼「若手も活躍できます!」
→「入社1年目から新商品の企画会議に参加できます!実際に採用されたアイデアも!」
若手のうちから「何ができるのか」を具体的に書くことで、自分ごととして捉えてもらえます。
このように、具体的に原稿内に記載することで、
よりZ世代や若い世代に響く原稿に近付けることができます。
いかがでしたでしょうか。
Z世代へのアピールは難しい言葉で飾るよりも、
会社の「リアルな姿」を正直に、
そして具体的に見せることが一番の近道のようです。
このひと工夫が入社後のギャップを減らし、
よりよい人材との出会いに繋がるのではないかと思います。
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執筆者:佐戸 望美(さど のぞみ)
2015年 入社
2019年 1人目の産休・育休
2021年 復帰
2022年 2人目の産休・育休
2024年 再復帰
朝はバタバタ、夕方もバタバタな二児の母。
仕事とワンオペ育児の両立を試行錯誤中。
正社員として株式会社エージェントに入社し、
原稿の作成から入稿までを担当していました。
現在は時短勤務のパートとして在籍しており、
引き続き原稿の作成や修正に携わっています。