2025.7.16
採用活動
リモートワーク採用?世代じゃないし関係ないと思っている方必見

おはようございます。今回のコラム担当の横井です。
本コラムでは、令和時代の採用トレンドとなっているリモートワークに求められる企業側の動き、採用すべく人材像、採用基準の変化について、ご紹介していきます。
私は営業職なのでさまざまな企業へ訪問しますが、いつの時代ですかみたいな業務スタイルで稼働されている会社も少なくありません。それが社風であり方針であるケースもあるので一概には言えませんが。
リモートワーク採用というノウハウに疎く、採用トレンドの知識不足の方で今更聞けないよ!という方には本コラムは有意義な内容となっているはずです。
目次
第一章:「リモートワーク」「在宅ワーク」「テレワーク」「モバイルワーク」意味合いの違い
第二章:業種職種ごとのリモートワークへの移行について
第三章:リモートワークに適した人材像
第四章:採用面接実施のポイントと質問例
第五章:リモートワークと出社のハイブリット勤務
第一章
「リモートワーク」「在宅ワーク」「テレワーク」「モバイルワーク」意味合いの違い
始めに。
まずは「リモートワーク」とよく似た意味合いで混在しがちな言葉として、
「在宅ワーク」「テレワーク」「モバイルワーク」があります。
念のためにそれぞれの意味合いの違いをまとめてみました。
① リモートワーク
意味:会社以外の場所で働くスタイルのこと
特徴:場所は自宅、カフェ、コワーキングスペースなど自由で、
「場所にとらわれない働き方」を強調しています。
IT企業やベンチャー企業でよく使われる用語です。
② 在宅ワーク
意味:自宅で仕事をすることに特化した働き方のこと
特徴:「家」での勤務が前提で、
フリーランスや副業、内職などでよく使われる用語です。
③ テレワーク
意味:「時間・場所にとらわれない働き方」の総称
特徴:「在宅勤務」「モバイルワーク」「サテライトオフィス勤務」を含む広義な言葉
総務省・厚労省など官公庁での正式な表現のため、制度名や政府のガイドラインで登場することが多いです。
④ モバイルワーク(テレワークの中の1形態)
意味:移動中や出張先、カフェなど、決まった場所に縛られずに仕事をする働き方のこと
特徴:ノートPC・スマホ・Wi-Fiを活用して、外出先で仕事を行う
営業職や出張が多い職種に多く、勤務場所は電車の中、空港、カフェ、車の中、顧客先などです。
改めて比較してみると、結構意味合いが異なりますね。
企業側はリモートワークの普及により、新しい働き方に順応できるような人材の教育・確保に努めています。しかしサービス業など業種職種によってはリモートワークが物理的に不可なケースも多く、適用出来るように業務改正を行ったり、編成を変えたりする企業も昨今は目立ちました。例えば・・
第二章
業種職種ごとのリモートワークへの移行について
① 営業職(法人営業)
クライアント先訪問、対面の商談が主流
→オンライン商談に移行
移行の際、提案資料のデジタル共有、電子契約の導入、成果管理の明確化などの用意が必要でした。
② カスタマーサポート(コールセンター含む)
オフィスでの電話対応が主流
→自宅でクラウド型の電話・チャットツールを使っての対応
移行の際、IP電話、クラウドPBXの導入、セキュリティ対策などの用意が必要でした。
③ 経理・人事・総務
書類処理、押印、出社しての会議・説明が主流
→クラウド会計、人事管理ツールの導入により、在宅でほぼ完結
移行の際、電子帳簿保存法の対応、押印廃止、電子契約の導入などが必要でした。
④ マーケティング職(WEB広告、SNS運用など)
対面ブレストや、紙資料を元にした報告・分析
→分析も施策設計もすべてクラウドツールで自宅で実施
移行の際、コミュニケーションツールの最適化、KPI・タスクの可視化、広告管理のクラウド統合などが必要でした。
意外と出社しなくても完結できるお仕事が多いことが分かります。
そんなリモートワークの普及によりに適した人材像、採用面接実施のポイントを次に紹介していきます。
第三章
リモートワークに適した人材像
① 自己管理能力が高い人
→ 時間・タスクを自律的に管理できる。
② コミュニケーションがこまめ・正確な人
→ テキストベースでも誤解なく、報告・相談・共有ができる。
③ ITリテラシーがある人
→ オンラインツール(Zoom、Slack、Google Workspaceなど)を使いこなせる。
④ 目的志向で行動できる人
→ 指示待ちではなく、「目的から逆算して動ける」タイプ。
⑤ 孤独に強く、集中力がある人
→ 周囲の雑音や干渉がない中でもモチベーションを保てる。
こうした人材は、場所を問わず業務を遂行でき、チームとの円滑なやり取りが可能です。
そんな人材を採用するための採用面接ポイント・質問事項は下記の通りです。
第四章
採用面接実施のポイントと質問例
自己管理力を聞く
→「目標に向けて一人で進めた経験はありますか?」
タイムマネジメントの工夫を確認
→「在宅時の時間管理のコツは?」
オンラインでの伝え方を観察
→ 話が簡潔か、要点を押さえているかチェック。
トラブル時の対処力を聞く
→「困ったとき、どう解決しましたか?」
リモート環境の現実面を確認
→「自宅のネット環境や作業場所は整っていますか?」
リモート環境での面接では、自己管理能力、時間管理能力、そしてオンラインでの円滑なコミュニケーションが重視されます。また、ITツールの活用スキルも重要です。面接時には、こうしたスキルや適応力を確認することが採用成功の鍵となります。
第五章:リモートワークと出社のハイブリット勤務
そんな私の働き方はというと・・・
【リモートワークと出社のハイブリット勤務】をさせていただいています。
静かな環境で集中すべく業務や、商談がオンラインのみの場合はリモートワーク、
細かなタスクが多い場合や、対面の商談がある日は出社ですし。
過去には、天候によって通勤電車のダイヤが乱れていた日はリモートワークに切り替えて無駄な待機時間など発生せずにとても助かったこともありました。
業務状況によって働き方の切り替えをさせていただける会社に感謝ですね。
コラム担当者
名前 横井蘭
役職 営業部 課長代理
キャリアコンサルタント(国家資格)
新規営業・既存営業・自社採用面接・新人教育を務め、
幅広い業界のアルバイト・中途・新卒採用の採用課題に携わる。
求人媒体は全国エリアのWEBと紙面を主に取り扱い、
募集職種も多岐に渡ります。
取引実績社数:500社以上
職歴
2011年:株式会社エージェントに営業職として入社
2017年:主任職に昇格
2021年:国家資格 キャリアコンサルタント取得
2022年:Microsoft Office Specialist合格
Word2016、Excel2016、PowerPoint2016
2022年:課長代理職に昇格
2023年:健康管理能力検定3級(生活リズムアドバイザー)合格
主に、全国各地の求人媒体・Indeedや求人ボックスなどのキュレーションサイト・WEB広告全般・採用HPなどのご提案、
ご提案後の採用課題解決までのノウハウ・サポートをトータル的に実施中。
一営業員から「採用の専門家」へ進化を目指して現在「採用」を軸に幅を広げて活動中。