こんにちは、株式会社エージェントの営業部の川北です。
今回のお題は「成果を出す求人広告の作成方法」についてです。
私は、求人広告とは、ただ応募を集めるためだけでなく、求職者に「ここで働きたい！」と思わせることが重要だと考えています。
成果を出すためには、応募者が本当に知りたい情報を的確に、そして魅力的に伝えるスキルが求められます。
本コラムでは、ターゲット層に響くポイントを押さえた求人原稿の作成方法について、具体的なテクニックを交えながら解説していきます。

■求人広告で成果を出すための基本視点
求職者は、求人広告を目にした瞬間、最初の数秒で「この会社は自分に合っているか？」と判断することが多いです。
そのため、求人原稿は限られたスペースの中で、ターゲット層が必要とする情報を簡潔かつわかりやすく伝えることが求められます。
現代の採用マーケットでは、募集要項の羅列だけでは数ある募集の中に埋もれてしまい、効果が薄れがちです。
求職者が抱く「どんな人が求められているのか」「自分がどう活躍できるか」「この会社でどんな経験が得られるか」といった疑問に応える内容を盛り込むことが重要です。
特に、企業の理念や社風、ビジョンを具体的に伝えることで、ターゲット層にとって魅力的な広告に変わります。
若い世代には「働く意味」や「自己成長」を重視する傾向が強まっているため、そのようなニーズに応じたメッセージを意識することがポイントです。
■ターゲット層ごとのアプローチ
ターゲット層によって、仕事に求める要素や価値観は異なります。それに応じて求人広告の内容や見せ方を工夫することで、より多くの応募者を引き寄せられます。
ここで一例をあげます。

・20～30代の若手層
若い世代はスキルアップや成長の機会を重視するため、「こんなスキルが身につく」「将来のキャリア形成ができる」といった内容を具体的に記述することが効果的です。例えば、「未経験でも安心してチャレンジできる研修体制」や「成果を出せば年齢に関係なく評価される社風」など、若手層が希望する働き方や成長機会を示すと響きやすくなります。

・30～40代の中堅層
中堅層は、既にキャリアを積んでいることが多いため、次のステップとして「仕事のやりがい」や「職場の安定感」に価値を見出しやすいです。「安定した福利厚生」や「家庭と両立できる環境」などを強調し、家庭を持つ求職者に配慮したアピールを行うと効果的です。

・40～50代以上のベテラン層
この世代の多くは、自分の積み重ねてきたキャリアを活かし、「最後の転職」を希望される傾向にあります。自分の経験や知識を次世代に伝えていく役割にやりがいを感じる方が多く、職場での貢献を重視するのが特徴です。「これまでの経験を活かし、チームの成長に寄与する」や「次世代を育てる」など、経験を活かした支援ができる点を訴求すると効果的です。また、「勤務日数の選択可能」や「柔軟な働き方が可能」といった柔軟性をアピールすることで、応募者にとってより魅力的な求人広告になります。

■効果的な求人原稿の作成ポイント
成果を出す求人原稿には、求職者に響く表現や具体的な記述が必要です。以下のポイントを意識して作成していくと良いでしょう。

・見出しとリード文
見出しやリード文は、求人広告を目にした瞬間に興味を引く要素です。「未経験歓迎！成長できる環境」「キャリアを支える充実したサポート体制」など、ターゲット層に響くメッセージを盛り込み、求職者の心を掴みましょう。

・具体的な仕事内容の記載
求職者が応募を決める際、仕事内容が具体的に記載されていることが重要です。「業務内容がイメージできると、応募のハードルが下がる」と言われており、日常の業務フローや1日のスケジュール例などを取り入れると、働くイメージを持ちやすくなります。

・企業の魅力を伝える
特に他社と差別化できるポイントは、求職者が「ここで働きたい」と感じる大きな要素です。私たちの仕事は、企業が見過ごしがちな特徴や取り組みを見つけ、広告に反映させることにあります。企業が長年大切にしているノウハウや、独自の制度、サポート体制なども、応募者にとっては大きな魅力です。このような強みを掘り起こし、なぜこの会社で働く価値があるのかを伝えましょう。

■効果測定と改善のサイクル
求人広告は掲載して終わりではなく、定期的に効果を測定し、内容の改善を繰り返すことが重要です。広告のクリック数や応募者数を分析し、どの部分が響いたのか、またどの部分を改善すべきかを検証します。古い求人情報は信頼性が低く見えるため、定期的な更新も欠かせません。
さらに、原稿内容の改善に加え、応募者への対応や採用後のフォローまで総合的に見直すことも大切です。応募者対応の迅速さや丁寧さが印象を左右し、採用後のフォローアップは定着率向上につながります。こうした一連のプロセス全体を改善し続けることで、求職者にとって魅力的で信頼感のある採用活動を実現することが可能です。

■SEO視点での求人広告作成のポイント
インターネット上での露出を増やすために、SEO対策を意識して求人広告を作成することも重要です。具体的には、「地域名＋職種」といった一般的な検索フレーズや、「残業なし」「家庭との両立可能」「資格取得支援」など、求職者が検索しやすいキーワードを盛り込むことが効果的です。これにより、求職者が必要とする条件に合致する求人情報として認識されやすくなります。

■まとめ
成果を出す求人広告の作成には、情報を並べるだけでなく、ターゲット層に響く表現や具体的な内容を丁寧に組み込む必要があります。求職者の視点に立った求人原稿を作成することで、「ここで働きたい」という気持ちを喚起し、応募意欲を高めることが可能です。株式会社エージェントでは、これらのポイントを踏まえ、企業様の「当たり前」となっている強みも見逃さずにアピールし、ターゲット層に届く求人広告の作成をサポートいたします。ぜひ貴社の採用活動がスムーズに進むよう、まずはお気軽にご相談ください。

【経歴について】
名前：川北葉月
役職：サブリーダー職
2020年4月　株式会社エージェント（東京支社）入社。
2020年10月　株式会社エージェント（名古屋本社）へ異動。
2022年10月　バイトル　第26期グロス販売額個人アドバンスリーグCENTRAL2Q第3位受賞
2022年12月　営業部　サブリーダー職に就任。
2023年2月　バイトル　第26期グロス販売額個人アドバンスリーグCENTRAL 4Q第3位受賞
2023年4月　バイトル　第26期グロス販売額個人アドバンスリーグCENTRAL 通期第3位受賞
現在は、名古屋市の中心部である、名古屋市中区・中村区・中川区をメインに求人を担当。
サービス業（飲食・販売・製造・警備・通信など）の企業様を中心に、多様な求人メディア
を通じて人材採用の支援を行っています。採用で困りごとがございましたら、ご用命くださいませ。