こんにちは。株式会社エージェントの営業部の川北です。

本日のお題は、今巷で話題のＡＩについてです。

最近、商談した会社さんが経理業務をAIに任せているという話を聞きました。確かに、数字の計算やデータ処理といった業務は、AIの方が人間よりも迅速かつ正確に行えるため、非常に合理的だと感じます。特に人手不足が進む現代において、こうしたAIの力を借りながら業務を効率化していくことは、企業にとって重要な課題です。私自身も、AIと共存しながら、人間がよりクリエイティブな仕事に集中できる環境を作り出すことが、これからのビジネスの鍵になると考えています。

近年では、生成AIの急速な発展により、さまざまな業界でAIの導入が進んでいます。特に、広告業界においてもAIがその存在感を強めつつあり、求人広告の分野でもAIが積極的に活用され始めています。この流れに伴い、「求人広告代理店はもう必要ないのでは？」という声も聞こえてくるようになりました。しかし、本当にAIは求人広告代理店を不要にするのでしょうか？このコラムでは、AIによる求人広告の現状と限界、人間にしかできないことについて考察し、求人広告代理店の未来について探ってみたいと思います。

■AIによる求人広告の現状

AIは大量のデータを基にして、非常に短時間で広告文を生成することができます。例えば、企業が過去に出した求人広告や競合他社の広告データ、そして求職者の行動データなどを分析し、その結果を反映させた求人広告を自動的に作成することが可能です。このプロセスは、広告作成のスピードを飛躍的に高め、コストの削減にもつながります。

さらに、AIはデータ分析に優れているため、ターゲット層に最も響くキーワードやフレーズを見つけ出すことができます。求職者がどのようなキーワードで検索しているのか、どのフレーズがクリック率を高めるのかなどを精緻に分析し、それをもとに最適な広告を作成することが可能です。こうした点で、AIは求人広告の効率化に大いに貢献していると言えるでしょう。

■AIの限界と課題

しかし、AIにも限界があります。求人広告は単なる情報提供だけでなく、企業の文化やビジョンを伝える重要なツールです。求職者がその企業に魅力を感じるかどうかは、広告の内容次第で大きく変わります。ここで重要になるのが、「人間のクリエイティビティや感性」です。

AIは大量のデータを基にして広告を作成しますが、そのデータに基づく判断は過去の事例やトレンドに縛られがちです。つまり、AIが生成する広告はどうしても「一般的」なものになりやすく、他社との差別化が難しいという課題があります。特に、企業の独自性や魅力を強く打ち出したい場合、AIが生成する広告では不十分なことが多いです。

また、AIはまだ文化的なニュアンスや細かなニュアンスを理解するのが得意ではありません。たとえば、地域ごとの文化的な背景や業界特有の言い回しなどを的確に反映させるには、人間の深い理解が必要です。こうした点で、AIは人間のクリエイティブな力にはまだ及ばないと言えるでしょう。

■人間が書くべき求人広告とは？

それでは、人間にしか書けない求人広告とはどのようなものでしょうか？
まず、企業の独自性を強調する広告です。求人広告は、その企業の「顔」とも言える存在であり、他社との差別化を図るための重要なツールです。企業のビジョンやミッション、文化を深く理解した上で、それを求職者に魅力的に伝えることができるのは、やはり人間の力です。

さらに、求職者の心に響くような表現や、企業の温かみや人間味を感じさせる文章は、AIには難しい領域です。たとえば、求職者が求める仕事のやりがいや成長機会を具体的に描写し、それを通じて企業の魅力を伝えることは、求人広告において非常に重要です。これらは、人間の経験や感性に基づいたクリエイティブな表現でなければ実現しにくいものです。

■まとめ：AIと人間の協力でより良い求人広告を作成することが採用成功への鍵

確かにAIは、求人広告作成の効率を飛躍的に高めるツールとして、今後もその役割を拡大していくでしょう。しかし、AIだけでは補いきれない部分があるのも事実です。企業の独自性や文化を反映し、求職者の心に響く広告を作成するためには、やはり人間の力が必要です。

求人広告代理店としては、AIの力を最大限に活用しつつ、人間ならではのクリエイティビティや感性を活かして、より魅力的で効果的な広告を提供していくことが重要です。AIと人間の協力によってこそ、求職者に響く求人広告が生まれます。求人広告の作成でお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ弊社にご相談ください。AIと人間のベストな組み合わせで、貴社の魅力を最大限に引き出すお手伝いをいたします。

【経歴について】
名前：川北葉月
役職：サブリーダー職

2020年4月　株式会社エージェント（東京支社）入社。
2020年10月　株式会社エージェント（名古屋本社）へ異動。
2022年10月　バイトル　第26期グロス販売額個人アドバンスリーグCENTRAL2Q第3位受賞。
2022年12月　営業部　サブリーダー職に就任。
2023年2月　バイトル　第26期グロス販売額個人アドバンスリーグCENTRAL 4Q第3位受賞。
2023年4月　バイトル　第26期グロス販売額個人アドバンスリーグCENTRAL 通期第3位受賞。

現在は、名古屋市の中心部である、名古屋市中区・中村区・中川区をメインに求人を担当。
サービス業（飲食・販売・製造・警備・通信など）の企業様を中心に、多様な求人メディアを通じて人材採用の支援を行っています。採用で困りごとがございましたら、ご用命くださいませ。